赤道とは
赤道とは、地球の自転軸に垂直で、地球の中心を通る線です。緯度が0度になります。この線は実際には目には見えない地図上の線で、全長約4万キロになります。
赤道によって地球は北半球と南半球に分かれています。地球儀でみたときの上半分が北半球、下半分が南半球と考えてください。
地球は海と陸の面積比が、およそ「7:3」であるために、地球のほとんど海で覆われています。そのために赤道もほとんどが海上を通っています。太平洋・インド洋・大西洋の三大洋全てを通っています。
これらの海の上のどこを通っているかを識別することは大変困難ですが、陸上のどの部分を通っているかはおさえることができます。
どこを通っているか?
陸上では、次の3箇所を通っています。

南アメリカ大陸・東南アジア・アフリカ大陸の3つのポイントに注目
これらの箇所について詳しく見てみましょう。
南アメリカ大陸

南アメリカ大陸の上の方を通っています。
大陸の東側には小さな切れ目がありますが、これはアマゾン川の河口です。ここにちょうど赤道が通っています。
赤道直下の国としては、東側からブラジル、コロンビア、エクアドルがあります。
エクアドルは、スペイン語で「赤道」という意味があります。ちなみに首都キトは「地球の真ん中」という意味があります。
南アメリカ大陸での目印
・アマゾン川の河口付近(東側の少し切れ目になっている所)
アフリカ大陸

アフリカ大陸は西側が大きくへこんでいますが、そのあたりには広大なギニア湾が広がっています。赤道はこの湾を通っています。
内陸部にも見極めるポイントがあります。それはアフリカ大陸最大面積を誇る「ビクトリア湖」です。赤道はちょうど湖の北端を通っています。
赤道直下の国としては、東側からソマリア、ケニア、ウガンダ、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、ガボン、サントメ・プリンシペがあります。サントメ・プリンシペは大西洋に浮かぶ小さな島国です。
アフリカには「赤道ギニア」という国がありますが、実は赤道は通っていません。赤道よりもやや北半球に位置しています。なぜ「赤道」と冠しているのかというと、「ギニア」と国名を区別するためです。また、「赤道ギニア」は国土の一部が飛んでいる所(島々)がありますが、この島の一部が南半球にあって、赤道をまたがっているためです。
アフリカ大陸での目印
・ギニア湾の少し下(本初子午線も通っている)
・ビクトリア湖の北端
ちなみにアフリカ大陸には本初子午線も通っていますが、赤道と本初子午線が交差するのもギニア湾になります。結果としてギニア湾は北半球・南半球・東半球・西半球の全てに接している湾になります。
アフリカについての詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。

ー
東南アジア

3つのポイントの中で一番ややこしいのが東南アジア周辺です。東南アジア付近では次のポイントをおさえておきましょう。
- マレー半島の先端にはシンガポールがありますが、その少し下あたりを通っています。
- シンガポールのすぐ西側にはインドネシアの細長いスマトラ島が斜めにありますが、赤道はこの島のほぼ真ん中を通っています。さらにはカリマンタン島のやや下あたりも通っています。
インドネシアの島々(スマトラ島・カリマンタン島など)を通っています。
東南アジアでの目印
・シンガポールの下あたり
・インドネシアのスマトラ島の真ん中
赤道直下はどんな場所?
理論上、一年中昼と夜が12時間ずつで、ほぼ等しくなります。日本のように時期によって昼と夜の長さが変わることはありません。
また、赤道上は太陽からの日射量が最も大きい場所です。そのために赤道直下は熱帯の気候になりやすいのです。また空気が暖められるために上昇気流が生じて、雲が発生しやすくなります。そのために雨量も豊富になります。
しかし赤道直下といっても、どこでも同じような気候というわけではありません。例えば、標高があるアフリカのケニア山では年中雪で覆われています。またエクアドルの首都キトは標高が高い地域なので、年間を通して穏やかな気候となっています。
また赤道付近は、他の地域よりも地球の中心からの距離が最も長い場所となるので、重力が小さくなります。その証拠として、例えば、同じ体重の人が体重を測ると、約0.5%ほど軽くなります。
赤道付近の気候について詳しい知りたい方は、以下の記事をご覧ください。



コメント