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【生物】血漿と組織液の違いは?

学習Q&A 生物
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血液成分とは?

血液の成分には、赤血球白血球血小板血しょう(血しょうは、漢字で「血漿」ですが、以降はひらがなで表記します)があります。このうち、赤血球・白血球・血小板を血球といいます。

成分どのような働きをしているか
赤血球赤血球に含まれるヘモグロビンという物質によって酸素が運ばれる。
ヘモグロビンは、酸素が多い所では酸素と結びつき、少ない所では酸素を離す。
白血球体内に入ってきた細菌・ウイルスなどの敵から体を守ってくれる。
血小板出血したとき、血液を固めて出血を止めてくれる。
血しょうさまざまな物質を運ぶ

それぞれの血液成分は以下のような形状(状態)をしています。

  • 赤血球 … 円形で中央がへこんでいる
  • 白血球 … 球状のものがある。変形することもある。
  • 血小板 … 不規則な形をしている
  • 血しょう … 液体

血しょうとは?

血しょうについて、さらに詳しく見てみましょう。

血しょうは、血球(赤血球・白血球・血小板)以外の液体部分のことです。血しょうは、血液全体の半分以上の割合(約55%)を占めています。

血しょうは何からできていますか?

血しょうの約90%が水分で、それ以外は養分や不要なものも含まれています。

血しょうは何色でしょうか?

血しょう自体の色は、透明の薄い黄色をしています。しかし血液全体は赤色です。その理由は、血液中で最大の体積を占める赤血球のヘモグロビンが、赤色のタンパク質だからです。

血しょうは何をしていますか?

液体の血しょうはさまざまな物質の運んでくれます。血しょうは川に例えることができます。この川の流れにのって、血球や血球以外の成分が運ばれています。(血球以外の成分は血しょうに含まれます)

血球以外では以下のものを運んでいます。

  • 必要なもの … 養分(タンパク質・ブドウ糖・脂質など)
  • 不要なもの … 二酸化炭素・老廃物など

必要なもの(養分)は、体の全体に運びますし、不要なものは運び出してくれています。

ヒトの体液について

ヒトの体は、約60%が水分(成人男性の場合)といわれています。かなりの量の水分を蓄えていますが、それほど多くの水分は人体のどこに存在するのでしょうか?

その水分のほとんどが細胞内(細胞内液)に存在しますが、細胞外にもあります。

細胞外の体液(細胞外液)としては、血しょう・組織液・リンパ液などがあります。血しょうは血管内、リンパ液はリンパ管の中にあります。

では、組織液はどのようなものでしょうか? また、組織液は血しょうとどのように関係しているでしょうか?

※細胞外液は、血しょう・リンパ管・組織液以外にもあります。

組織液とは?

組織液とは、毛細血管から血管外にしみ出て細胞の間にたまっている液のことです。この液体を通じて、物質のやり取りが行われます。

組織液は何を運んでいますか?

毛細血管から細胞へ必要な酸素や養分を届けます。逆に細胞から毛細血管へ二酸化炭素や不要な物質を戻しています。毛細血管と細胞の間に液体の組織液があるので、組織液を通じて物質のやり取りができるのです。下のイラストで確認しましょう。

上のイラストのように、毛細血管や細胞の間を埋めるように組織液があります。それらの組織液を通して物質のやり取りが行われています。このようにして、細胞一個一個が呼吸をして活動することができるのです。

ちなみに、一部の組織液はリンパ管に入ってリンパ液になります(図の③)。

どうして、血しょうだけが毛細血管からしみ出ることができるの?

それは、毛細血管には小さな隙間があるからです。この隙間を通して、液体の組織液は毛細血管を出入りすることができます。血圧によって出入りが可能となります。血圧が高いときは毛細血管から出て、血圧が低いときは毛細血管に入ります。赤血球や白血球などの血球は、毛細血管の隙間が小さいので出入りすることができません。

血しょうと組織液の成分の違いは?

組織液は血しょうが毛細血管からしみ出たものなので基本的に同じ成分です。ちなみに、組織液からリンパ管に入るリンパ液も同じ成分になります。

毛細血管の中にあるときが血しょう、毛細血管と細胞の間にあるときが組織液となります。毛細血管を出入りした瞬間に血しょう・組織液と名称が変わるのです。

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