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【公民】情報モラルと情報リテラシーについて

学習Q&A 公民
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情報化社会において必要なもの

情報化社会とは、情報が水や食料などといった不可欠なものと同等の価値を持ち、経済活動や社会活動の中心になる社会のことを指します。1980年代に始まったといわれる情報化社会は、1990年代半ば以降のインターネットや携帯電話の普及により、一気に浸透していきました。

21世紀に入っても、スマートフォンやタブレットの普及があり、その勢いはとどまることを知りません。2010年代に入ると、SNSの普及によって、情報を受け取るだけでなく、誰でも情報を世界に向けて発信できるようになりました。情報化社会は、様々な可能性を秘めているのです。

スマートフォン … 略称で「スマホ」といいます。携帯電話は通話やメール(メッセージ)の送受信が主な機能ですが、スマートフォンは、インターネットを前提としたサービス、アプリ利用によって多機能を持っている端末になります。

SNS … 「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略称です。オンライン上で社会的なつながりを構築するサービス全般を指します。知り合いだけでなく、全く知らない人ともやり取りをすることが可能です。サービスにもよりますが、文章だけでなく写真や動画を共有することが可能です。

情報化社会は、私たちのライフスタイルを大きく変化させました。ネット上でのつながりが、コミュニケーションの主体となり、人々の価値観を変化させつつあります。

情報化社会には負の側面もあります。次のようなものがあげられます。

  • 情報が溢れすぎて、価値が評価できない情報もあふれている
  • プライバシーを保つことに困難が伴う
  • 情報格差が、社会的な格差を生み出すことがある

老若男女問わず、情報化社会の中で隔絶した生活を送ることはできません。誰しもが情報を扱う上で賢明な判断が求められます。そこで、情報モラルや情報リテラシーが、情報化社会において生きていく上で欠かすことができないものになってくるのです。

情報モラルとは?

情報モラルとは、情報社会の中で上手に生きていくために必要な考え方や態度のことです。

情報モラルのモラル(moral)とは、人が社会生活を送る上で守るべき規範や、良いこと悪いことを判断する個人の感性を指しています。

情報モラルが欠如していると、どうなりますか?

トラブルに巻き込んだり巻き込まれたりすることがあります。場合によっては犯罪になる可能性もあります。

ネット上で誹謗中傷しない

ネット上での誹謗中傷には、匿名などで根拠のない悪口を言いふらして、他人の名誉や信用を傷つける行為です。これらの行為は結果的に相手だけでなく、自分自身も追い込むことにもなり、場合によっては犯罪行為にも繋がります。実際にそのことで名誉毀損罪などに問われるケースも出ています。
また、意図的にすることは論外ですが、知らず知らずのうちに、誹謗中傷をしてしまうこともあります。どのような結果になるかをよく考えながら、情報を発信することが必要です。

結果を考えずに画像や動画を投稿しない

自分も含めて、個人の特定に繋がるような画像や動画を投稿することは危険です。一度世の中に出た情報は、簡単に削除することはできません。一生残り続けます。気軽に投稿できますが、取り返しのつかないことにもなりかねません。また、相手の権利(著作権・肖像権・プライバシーの権利)を侵害していることになるので、犯罪行為として訴えられる可能性があります。

悪質なサイトにアクセスしない

真偽不明のサイトに簡単にアクセスすると、金銭的な被害を受けたり、情報が漏洩したりします。自分だけが被害を受けるだけでなく、学校や企業などの集団として被害を受けるケースもあります。最近では、本物と見分けがつかないようなサイトも存在します。サイトにアクセスする前に、公式のサイトかどうかを確認することは大切です。

悪意のあるアクセスに対処する

ネット上に繋がっているということは、常時他者からもアクセスがあり得るということです。その中には悪意を持ったアクセスもあります。そのようなアクセスによって、盗聴・盗撮にあったり、情報漏洩もあったりするかもしれません。セキュリティ対策を施すことは必須です。

健康上の問題を考慮する

スマホをはじめとする情報端末に依存してしまうことは、心身ともに健康に影響を及ぼす可能性があります。心的にはスマホが無いと不安になったり、夢中になったりして、他のことに手が付かなくなるということもあります。また人間関係においても、対面での人間関係を築くことが困難になり、SNSでの関係に頼ってしまうこともあります。

情報リテラシーとは?

情報を適切に収集、評価、利用、発信する能力のことを指します。世の中には膨大な量の情報が日々あふれています。とりわけインターネット上には、不確かな情報源もあふれています。そのためにこれらの能力はますます必要とされています。

情報リテラシーのリテラシー(literacy)は、「読み書きの能力」という意味があります。このことから、情報を扱うことに関する能力全般のことを指しています。

一言でいうと、情報を正しく使いこなす能力のことです。

情報リテラシーが欠如していると、どうなりますか?

誤った情報に振り回されたり、だまされたりします。さらにはトラブルに巻き込まれる危険があります。それによって、社会的な信頼を失うだけでなく、犯罪の当事者になってしまうこともあります。

どんな人が情報リテラシーが欠如しているといえますか?

インターネットがどれほど危険であるかを理解していない人です。
どんな情報を知らずに、鵜吞みにしてしまう人です。

どうすれば私たちは、情報リテラシーを高めていくことができるでしょうか?

情報源を確かめる

誰が、何の目的で発信したかは、情報の信頼性においてはとても重要です。しかし現代は匿名(自分の名前などを隠すこと)の情報が溢れています。それらの情報は無責任に発信されている可能性があります。そのような不確かな情報を真に受けたりせずに、より慎重に内容や信ぴょう性を確認する必要があるでしょう。
特にSNS・ブログ・動画共有サイトなどで発信される情報は、誰もが気軽に発信できるために、時には悪意に基づいたうそや偽りが含まれている場合があります。

複数の情報源から確かめる

一般的にマスメディア(新聞・テレビ・ラジオ・雑誌)などから信頼できる情報を得ることができますが、どんな情報源も完璧ではありません。いつも特定の情報源ばかりに頼るのではなく、複数の情報源から得ることによって、それらを比較・検証することによって、信頼できる情報かどうかを確かめることができます。

自ら情報を発信する

情報を受けるばかりでなく、自らが情報を発信することも習慣にできます。発信するときには、正確な情報を収集し、それを正しく評価し、適切な方法で伝えることができます。そのさいに、誰にとっても有益な情報になっているかを客観的に考えなければなりません(少なくとも有害な情報になっていないかを考えます)。情報を送る側の立場を経験することによって、情報の正確性や伝え方を意識できるようになります。

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