話し合いに関する表現について
「meeting」「conference」「discussion」は、いずれも、複数の人が集まって、話し合うときに使われる表現です。これらの単語には、どのような意味があるかを見てみましょう。
この記事では、上記以外の表現についても紹介しています。表現が多岐にわたるので、厳密に使いこなすことは難しいかもしれませんが、それぞれの単語が持つイメージを掴んでください。
解説途中で、英語の発音をカタカナ表記にしている所がありますが、ネイティブの発音を完璧に再現したものではありません。あくまでも参考程度にしてください。
「meeting」の使い方
「meeting」は、「集会、会議、集まり、会合」などの意味があります。
発音は『ミーティング』です。
最も一般的な表現です。ビジネスや組織内も含めたあらゆる種類の集まりを指します。
集まりの規模は数人~大人数で、あらゆる規模に使えます。
次のような用途があります。
・政治的な集まり
→「summit meeting(首脳会談)」
→「cabinet meeting(閣議)」
→「political meeting(政治集会)」
・家族・知り合い・仲間での集まり
→「family meeting(家族会議)」
・ビジネスでの会議
→「board meeting(取締役会)」
→「shareholders’ meeting(株主総会)」
→「management meeting(経営会議)」
→「online meeting(オンライン会議)」
→「face-to-face meeting / in-person meeting(対面による会議)」
・チーム(スポーツなど)での集まり
→「strategy meeting / planning meetin(作戦会議)」
→「review meeting(反省会)」
語源 … この語は、古英語「metan」に由来しています。この語は「見つける、出会う」という意味がありました。後の時代に「meet」という動詞になり、この動詞から集まりを意味する「meeting」という名詞も誕生しました。
「conference」の使い方
「conference」は、「会議、協議会、大会」などの意味があります。
発音は『カンファレンス』です。
特定のテーマについて、講演者が話したり、参加者同士で議論したり情報交換したりします。形式ばった公式な集まりになります。
中規模~大規模な集まりをイメージします。
次のような用途があります。
・国際的な会議
→「international conference(国際会議)」
→「conference call(電話会議)」
→「summit conference(首脳会談)」
→「Paris Peace Conference(パリ講和会議)」
→「Asia-Africa Conference(アジア・アフリカ会議)」
・学術的な会議
→「academic conference(学術会議)」
→「scientific conference(学術会議)」
→「medical conference(医学会議)」
・ビジネスに関する会議
・その他
→「press conference(記者会見)」
→「annual conference(年次会合)」
語源 … この語は、ラテン語「conferre」に由来しています。「con-」には「一緒に」、「ferre」には「運ぶ」という意味がありますが、これを組み合わせて、「共に運ぶ、話し合う」という意味を持つ語になりました。
「discussion」の使い方
「discussion」は、「ディスカッション、討論、議論、話し合い」などの意味があります。
発音は『ディスカッション』です。
何かについて話し合い、互いに意見やアイデアを交換し合うための集まりを指します。
集まりの規模は比較的少人数をイメージします。
次のような用途があります。
・ビジネス・学術に関する会議
・学校のクラスでの討論
・フォーラム(詳しくは下記参照)
・セミナー(詳しくは下記参照)
語源 … この語は、ラテン語「discutere」に由来しています。「dis-」には「分離・除去」、「quatere」には「打つ」という意味がありますが、これを組み合わせて、「ばらばらにする」という意味を持つ語になりました。このことから、論争や議論を意味するようになりました。
その他の表現
この他にも、集まりを表現するさまざまな単語があります。
「assembly」の使い方
「assembly」は、「集会、会合、議会、会議」などの意味があります。
発音は『アセンブリ』です。
複数の人が一つの場所に集まる場面を指します。このことから、そこにいる人々が、何かの目的のために集まっているといえます。特に学校や団体での集まりに使われます。
集まりの規模は特に意識しないで使えます。
次のような用途があります。
・学校の集会
→「school assembly(全校集会)」
→「all-school assembly(全校集会)」
→「grade assembly(学年集会)」
・企業・団体の会議
→「general assembly(総会・全体会議)」
・政府の議会
→「prefectural assembly(県議会)」
→「state assembly(州議会)」
語源 … この語は、ラテン語「assimulare」に由来しています。この語には「一か所に集まる」という意味がありました。このため現代では、人々が集まること以外には、コンピューターのプログラムの小さな部品などにも使われています。
「convention」の使い方
「convention」は、「大会、会議、集会、代表者会議、定期総会」などの意味があります。
発音は『コンベンション』です。
特定のテーマや目的を持った集まりを指す場合に使われることが多いです。また代表者が集まって行う集まりにも使われます。
この後に出てくる「congress」と比較して、比較的カジュアルな雰囲気で催されることもあります。
大規模な集まりをイメージします。
次のような用途があります。
・政治の集まり
→「党大会(political convention)」
→「党の全国大会(national convention)」
→「国際大会(international convention )」
・趣味などのファンの集まり
→「anime convention(アニメファンの集い)」
・企業・団体の総会・会議
・業界に関する会議・展示会
語源 … この語は、ラテン語「conventio」や「convenire」に由来しています。どちらも「con-」には「一緒に」、「venire」には「来る、行く」という意味がありますが、これを組み合わせて、「一緒に来る」から「集まること」を指すようになりました。
「congress」の使い方
「congress」は、「国会、議会、会議、大会」などの意味があります。
発音は『カングレス / コングレス』です。
とりわけ、国家の立法機関や専門的な集まりを指すことに使われます。
「convention」と比べて、より公式で厳格な雰囲気な集まりに使われます。
比較的大規模な集まりをイメージします。
次のような用途があります。
・政府の議会
→「party congress(党大会)」
→「United States Congress(アメリカ議会)」
・国際的な会議・大会
→「medical congress(医学会議)」
・学術会議
語源 … この語は、ラテン語「congressus」に由来しています。「con-」には「一緒に」、「gradior」には「歩いて行く」という意味がありますが、これを組み合わせて、「共に歩む、集まる」という意味を持つ語になりました。
「forum」の使い方
「forum」は、「フォーラム、公開討論会」などの意味があります。
発音は『フォーラム』です。
公開討論会や意見交換の場のことで、特定のテーマについて、アイデアや意見を交換する集まりを指しています。特に共通の(特定の)テーマに対して、結論を導き出すことが目的となります。
集まりの規模は比較的大人数をイメージします。
次のような用途があります。
・公開討論会
・インターネット上の掲示板
語源 … この語は、ラテン語「forum」に由来しています。この語はもともと「屋外の公共広場」などの意味がありました。古代ローマにおいては、人々が集まる場所は、さまざまな目的で交流する機会を提供してきました。このことから現代では、議論したり情報交換を行ったりする場を意味するようになっています。
「symposium」の使い方
「symposium」は、「シンポジウム、討論会」などの意味があります。
発音は『シンポジウム』です。
専門的・学術的な特定のテーマについて専門家が意見交換のための集まりを指します。このような場においては、参加者による活発な議論が行われて、お互いの知見を深めることが期待されます。
意味の似ている「forum」は結論を導き出すことが目的ですが、「symposium」は特定のテーマに対して、さまざまな意見を知ろうとすることです。
集まりの規模は特に意識しません。
次のような用途があります。
・学術会議
・研究発表
・専門的な討議
・専門的なセミナー
語源 … この語は、古代ギリシャ語「symposion」に由来しています。この語には「一緒に飲むこと」という意味がありました。古代ギリシャでは、宴会でお酒を交わしながら、哲学などについて語り合う機会がありました。そして時代を経て、「みんなで集まって語り合う」ことを意味するようになりました。
「seminar」の使い方
「seminar」は、「セミナー、演習(ゼミ)」などの意味があります。
発音は『セミナー』です。
特定のテーマについて参加者が学習したり、知識を習得したり、スキルアップしたりすることが目的です。講師の話を聞いたり、参加者同士が意見を述べたりします。
集まりの規模は比較的少人数をイメージします。
次のような用途があります。
・大学・研究機関での少人数での講座・演習(ゼミ)
・企業や団体の研究・教育のための集まり
・学会や学術会議の一部分
語源 … この語は、ラテン語「seminarium」に由来しています。この語には「苗床、養成所」という意味があります。このことから、「養成所、神学校」を意味するようになりました。後に、大学の「演習、ゼミナール」を指すようになりました。
「lecture」の使い方
「lecture」は、「講義、講演、レクチャー」などの意味があります。
発音は『レクチャー』です。
主に教育や学術の場面で、教師が学生に向かって知識を伝える場面で使われます。
集まりの規模は比較的少人数をイメージします。
次のような用途があります。
・大学や学校などの教育機関での講義・授業
語源 … この語は、ラテン語「lecture」に由来しています。この語には「朗読、読むこと」を意味しています。つまりもともとは、文を読む行為を指していました。しかしヨーロッパで中世以降、大学で本を読んで、書いて、学ぶスタイル全体を指すようになりました。
「gathering」の使い方
「gathering」は、「集まり、会合、集会」などの意味があります。
発音は『ギャザリング』です。
家族や友人のような親しい人同志の集まりのことです。打ち解けた雰囲気があります。
集まりの規模は比較的少人数をイメージしますが、そうでないときも使えます。
次のような用途があります。
・家族・友人が集まって親睦を深める懇親会・パーティー
・特定の目的を持った人々の社交的催し
・共通の関心事についての交流会
語源 … この語は、古英語「gadrian(集める)」から派生した名詞です。


コメント