天気の表し方
天気図に観測結果を記入するための記号です。天気図記号ともいいます。円の中に天気を表す様々な模様が描かれます。
代表的な天気記号として、快晴、晴れ、くもり(曇)、雨、雪、霧、霰、雹、雷、霙などがありますが、その他も含めて全部で21種類あります。以下の通りです。

上の表についての補足です。
- 快晴・晴れ・曇りは雲量で判別しています。
- 「にわか・強し」などの表現に関しては、省略して右下の小さくカタカナを付けます。
- あられとひょうは似ているので注意しましょう。氷の粒の直径で判別しています。
- 煙霧は、空気中の様々なダストが空気中にたくさんあって、空がぼんやりと見えている状態です。湿度も75%未満です。
- 霧は、湿度がほぼ100%のかなりじめっとした状態で、すぐ前も見えにくい状態です。
- 霧雨は、霧のように非常に細かい粒の雨が降っている状態です。
快晴・晴れ・曇りについては、以下の記事をご覧ください。

霰(あられ)・雹(ひょう)については、以下の記事をご覧ください。

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風向き・風力の表し方
天気記号に付ける風向きと風力について見てみましょう。
風向き
風向きは16方位で表します。
方位は時計回りに、「北・北北東・北東・東北東・東・東南東・南東・南南東・南・南南西・南西・西南西・西・西北西・北西・北北西 」があります。
ただ、一般的な天気予報では、16方位ではなく、8方位(北・北東・東・南東・南・南西・西・北西)のみで表されることが多いです。

方位の読み方
例えば、「北東」は北と東の中間にある方位、「北北東」は、北と北東の中間にある方位、つまり北東から見て北寄りの方位になります。
(例)北西の風とは、どちらからどちらに吹いている風なのでしょうか?
風向きは吹いてくる方向を指します。つまり、北西の風は北西から南東の方向へ向かって吹く風のことです。例えば、北西の風(風上)が吹いているとき、えんとつの煙を真上から見ると、南東(風下)の方向にたなびいていることが分かります。
北西の風の場合


風力
風力は0から12までの13段階があります。
気象庁では、風速は1秒間に何m進むかの秒速で表します。それで風速の単位は「m/s」になります。また国際的にはノット(kt)という単位が用いられます。地上10mの高さで測ります。
| 階級 | 名称(和名) | 読み方 | 風力【m/秒】 | 風力【ノット・kt】 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 平穏または静穏 | へいおん・せいおん | 0.3未満 | 1 未満 |
| 1 | 至軽風 | しけいふう | 0.3 以上 1.6 未満 | 1 以上 4 未満 |
| 2 | 軽風 | けいふう | 1.6 以上 3.4 未満 | 4 以上 7 未満 |
| 3 | 軟風 | なんぷう | 3.4 以上 5.5 未満 | 7 以上 11 未満 |
| 4 | 和風 | わふう | 5.5 以上 8.0 未満 | 11 以上 17 未満 |
| 5 | 疾風 | しっぷう | 8.0 以上 10.8 未満 | 17 以上 22 未満 |
| 6 | 雄風 | ゆうふう | 10.8 以上 13.9 未満 | 22 以上 28 未満 |
| 7 | 強風 | きょうふう | 13.9 以上 17.2 未満 | 28 以上 34 未満 |
| 8 | 疾強風 | しっきょうふう | 17.2 以上 20.8 未満 | 34 以上 41 未満 |
| 9 | 大強風 | だいきょうふう | 20.8 以上 24.5 未満 | 41 以上 48 未満 |
| 10 | 全強風 | ぜんきょうふう | 24.5 以上 28.5 未満 | 48 以上 56 未満 |
| 11 | 暴風 | ぼうふう | 28.5 以上 32.7 未満 | 56 以上 64 未満 |
| 12 | 颶風 | ぐふう | 32.7 以上 | 64 以上 |
上の表についての補足です。
- ノットは英語の “knot” の略称です。1ノットで、1時間に1海里(1852m)進む速さのことです。ちなみに1ノットは時速で約1,852km/h、秒速で約0.5144m/s になります。
- 気象庁の海上警報のうち、風力7で「海上風警報」、風力8~9で「海上強風警報」、風力10~11で「海上暴風警報」、風力12で「海上台風警報」に相当します。
| 階級 | 陸上の様子 | 海上の様子 |
|---|---|---|
| 0 | 煙はまっすぐ昇る | 水面は鏡のように穏やか |
| 1 | 煙は風向きが分かる程度にたなびく | うろこのようなさざ波が立つ |
| 2 | 顔に風を感じる。木の葉が揺れる。 | はっきりしたさざ波が立つ |
| 3 | 木の葉や小枝が絶えず揺れる。軽い旗が開く。 | 波頭が砕ける。白波が現れ始める。 |
| 4 | 砂ぼこりが立ったり、小さなゴミや落ち葉が舞い上がる。小枝が動く。 | 小さな波が立つ。白波が多くなる。 |
| 5 | 葉のある灌木が揺れ始める。池や沼の水面に波頭が立つ。 | 水面に波頭が立つ |
| 6 | 木の大枝が揺れる。傘がさしにくくなる。電線が鳴る。 | 白く泡立った波頭が広がる |
| 7 | 大きな木の全体が揺れる。風に向かって歩きにくい。 | 波頭が砕けて白い泡が風に吹き流される。 |
| 8 | 小枝が折れる。風に向かって歩けない。 | 大波のやや小さいもの。波頭が砕けて水煙となり、泡は筋を引いて吹き流される。 |
| 9 | 屋根瓦が飛ぶ。人家にわずかに被害が出始める。 | 大波。泡が筋を引く。波頭が崩れて逆巻き始める。 |
| 10 | 内陸部では珍しい。根こそぎ倒される木が出始める。人家に大きな被害が出る。 | のしかかるような大波。白い泡が筋を引いて海面は白く見え、波は激しく崩れて視界が悪くなる。 |
| 11 | めったに起こらない。広い範囲の被害を伴う。 | 山のような大波。海面は白い泡ですっかり覆われる。波頭は風に吹き飛ばされて水煙となり、視界は悪くなる。 |
| 12 | 被害が更に甚大になる。 | 大気は泡としぶきに満たされ、海面は完全に白くなる。視界は非常に悪くなる。 |
上の表についての補足です。
- 灌木とは、一般的に人の背丈と同じくらいか、それよりも低い樹木のことを指します。
- 波頭は「なみがしら」と読みます。波の一番盛り上がった部分のことです。
- 白波は「しらなみ」と読みます。波頭が砕けて白く見える波のことを指します。
風力が8以上(17m/s 以上)の熱帯低気圧のことを、「台風」と呼びます。
矢羽根の表し方
天気記号では、風力を矢羽根を使って表します。
風力に対応する矢羽根の書き方は、風が吹いてくる方向に棒を伸ばします。伸ばした向きに対して右側に風力を示す横棒を斜めに、風力の数だけ出していきます。風力が7を超えたら今度は反対側(左側)に同じように横棒を斜めに出していきます。
以下のようになります。

上の表についての補足です。
- 風力0の場合は、羽自体を付けません。
- 風力1の場合は、長い斜め棒を付けません。
天気と風向き・風力をまとめて表すと、以下のようになります。


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