概要
「関心」と「興味」は、どちらも「何かに心がひかれる」ときに用いられる言葉ですが、微妙な意味の違いがあるので、相手に正しくニュアンスを伝えるには、これらの言葉を使い分けることが必要です。
関心とは … 「心をかけて関わること」から生まれた語です。ちなみに「関」は、かんぬきのある門を表す象形文字で、「かかわる・さしはさむ」などの意味があります。
興味とは … 古い用法では「おもむき・おかしみ・風情」といった意味で使われていました。これが明治以降、「ある対象への特別な関心」という意味が一般化し、現代の用法となりました。
ちなみに「興」は「おこす・盛んになる」、「味」は「あじ・味わい・感じ・趣き」などの意味があります。これらを組み合わせて「心が盛り上がるような味わい」「おもしろく感じられる趣き」という意味になります。
どのような違いがあるか?
| 語 | 意味 |
|---|---|
| 関心(かんしん) | 理性的に注目すること |
| 興味(きょうみ) | 感情的にひかれること |
「関心」とは
「関心」は、理性的に注目し、気に掛ける気持ちを指すことです。ある程度継続的に真剣に意識を向けることに重点が置かれます。「興味」と比べると、少し硬めで真面目なイメージがあります。
社会問題、政治、教育、仕事、健康など、特定のテーマによく使われます。
「興味」とは
「興味」は、おもしろい・知りたいと、感情的にひかれることです。まだそのことに深く関わっていなくても興味があるといえます。「関心」と比べると、カジュアルなイメージがあります。
趣味、娯楽、学習など、自分がおもしろいと思うものによく使われます。
用例
「関心」を使った例文
・子どもたちに社会問題への関心を持ってもらいたいです。
・最近、若者の政治への関心が高まっています。
・私は健康に関心があるので、毎日運動しています。
・彼女は海外の文化に関心が深いです。
・食料問題への関心が高まっているそうです。
・私は地域の歴史に関心があり、よく図書館で調べています。
・私は子どもの教育に強い関心を持っています。
・震災を通じて、市民の間で防災への関心が高まっています。
・企業は消費者のニーズに関心を持つ必要があります。
「興味」を使った例文
・友達に勧められて、その映画に興味を持ちました。
・子どものころから宇宙に興味がありました。
・私は新しいスマートフォンに興味があります。
・面白そうな仕事なので、とても興味があります。
・旅行をきっかけに、外国の文化に興味を持ちました。
・彼は外国語を学ぶことに興味を示しています。
・最近、外国語の勉強に興味が出てきました。
・子どもたちは新しいゲームに興味を示しました。
・彼はその噂には興味が無さそうだ。
同じような表現でも、「興味」と「関心」の両方とも使うことができますが、伝わるニュアンスが異なります。例えば以下のような例があります。
・私は日本の歴史に興味があります。
→ 日本の歴史が面白そうで、もっと知りたいという気持ち。
・私は日本の歴史に関心があります。
→ 日本の歴史をテーマとして意識し、継続的に知ろうとしている状況。


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