「Enjoy yourself」について
「Enjoy yourself」で「楽しんでね / 楽しい時間を過ごしてね」などの意味があります。「Enjoy」の後ろには「yourself(あなた自身)」が続きますが、これは、相手に向かって「一人で楽しんでね」と言っているわけではありません。
日本語の感覚的には「楽しんでね」と言いたければ、単に「Enjoy」と一語だけで通じるような気がしますが、実際には「Enjoy」の後には再帰代名詞が続きます。
再帰代名詞 … 代名詞の一種です。動作主自身を指す特別な代名詞です。「~自身」と訳されることが多いです。
「yourself」以外には「myself(私自身)、himself(彼自身)、herself(彼女自身)、itself(それ自身・それ自体)、ourselves(私たち自身)、yourselves(あなたがた自身)、themselves(それら自体・彼ら自身・彼女ら自身)」があります。
再帰代名詞として「enjoy」の後にくるのは「yourself」だけではありません。他の再帰代名詞も使い分けます。
なぜ「~self」をつけるのか?
今回取り上げている「enjoy」は目的語を必要とする他動詞です。他動詞は何かに働きかける動作を必要とする動詞です。そのために後ろには必ず動作の対象となる名詞(目的語)が必要です。
例えば、「(私は)楽しみました 」と言いたいときには「I enjoyed」ではありません。その後ろにその対象となる目的語が必要です。それで目的語に特に触れないで、ただ単に楽しんだことを言いたいときは「I enjoyed myself. 」と表現することによって、「楽しんだ / 楽しかった / 楽しみました」という意味になります。
動詞には、他動詞(目的語を必要とする)と自動詞(目的語を必要としない)があります。
以上の理由から、冒頭に出てきた「楽しんでね」と表現したいときは、「Enjoy yourself」となります。直訳すると「あなた自身を楽しんでね」という意味ですが、わざわざそのようには訳さずに「楽しんでね」とするだけで十分です。
用例
目的語として、どの再帰代名詞が入るのかは、主語によって変わります。
<「myself」を使った例文>
・I enjoyed myself at the party.
→ パーティーで楽しい時間を過ごしました。
・I’m going to enjoy myself this weekend.
→ 今週末は楽しむつもりです。
・Did you enjoy yourself at the concert?
→ コンサート、楽しめた?
・I really enjoyed myself.
→ 本当に楽しかった!
<「yourself」を使った例文>
・Enjoy yourself at the party!
→ パーティーを楽しんでね!
・Did you enjoy yourself at the party?
→ パーティー、楽しめた?
・I hope you enjoy yourself in Japan.
→ 日本で楽しい時間を過ごせるといいね。
・Enjoy yourself this weekend!
→ 今週末、楽しんでね!
<その他の例文>
・He always enjoys himself when he plays soccer.
→ 彼はサッカーをするとき、いつも楽しんでいます。
・She really enjoyed herself on her trip to Kyoto.
→ 彼女は京都旅行をとても楽しみました。
・The dog is enjoying itself in the park.
→ その犬は公園で楽しんでいます。
・We always enjoy ourselves when we travel together.
→ 私たちは一緒に旅行すると、いつも楽しみます。
・Please enjoy yourselves tonight.
→ 今夜は楽しんでください。
・They always enjoy themselves when they play soccer.
→ 彼らはサッカーをするとき、いつも楽しんでいます。


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