「熱い」とは?
<意味>
◎ 物理的に温度が高いこと
◎ 気持ち・感情が激しく高ぶっていること
◎ 雰囲気・場が盛り上がっていること
<用例>
≪温度で使う≫
・このスープはとても熱いので、気をつけて飲んでください。
・焼きたてのパンはまだ熱いです。
・お風呂のお湯が熱すぎるので、水を足しました。
≪気持ち・感情で使う≫
・私たちは、この仕事に対して熱い思いを持っています。
・先生の熱い指導のおかげで、目標を達成できました。
・ファンの熱い声援に応えようと、最後まで全力でプレーした。
≪雰囲気・場で使う≫
・会場は観客の声援で熱い雰囲気に包まれていました。
・ライブ会場は熱い雰囲気に包まれ、最後まで大いに盛り上がった。
・二人の議論は熱いものになりました。
「熱」という漢字の成り立ち … 下部の「灬(れっか・れんが)」は燃え盛る火や炎を表す部首です。さらに上部の「埶」は「勢」に由来し、「勢いが強い」という意味があります。
「暑い」とは?
<意味>
◎ 気温・室温が高くて不快に感じるほどにむしむししていること
⇒ 主に天気や季節に関連して使われます
⇒ 寒いの反対の意味を持つ形容詞
<用例>
・今週はとても暑いですね。
・暑い日は冷たい飲み物がおいしく感じます。
・この部屋は少し暑いので、窓を開けましょう。
・子どもたちは暑さにも負けず、外で元気に遊んでいました。
「暑」という漢字の成り立ち … 上部の「日」は太陽・日差しを表す部首です。さらに下部の「者」は「人がひざまずいている形」から、「強い日差しを受けて、人がぐったりしている様子」を表しています。
「厚い」とは?
<意味>
◎ 物の両面の隔たりが大きい(物理的に厚みがある状態)
◎ 感情・関係などが深く強いこと
<用例>
≪物の厚みで使う≫
・この本は厚いので、読み終わるまで時間がかかります。
・冬は厚いコートを着ます。
・パンに厚くバターを塗ることが好きです。
・厚い雲が空を覆っています。
・厚い毛布をかけると暖かく眠れます。
≪人間関係や待遇で使う≫
・彼は上司から厚い信頼を得ています。
・お客様を厚くもてなしました。
・地域の皆さんから厚い支援を受けています。
・先生は生徒一人ひとりに厚い愛情を注いでいます。
・長年の努力が認められ、厚い評価を受けました。
「厚」という漢字の成り立ち … 「厂(がけ)」と「㫗」から、高くて厚さのある崖を意味していて、そこから「あつい・ぶあつい」を意味する漢字になりました。
「篤い」とは?
<意味>
◎ 心がこもっていて誠実・情が深いこと
◎ 病気の程度が重いこと
<用例>
≪人間関係や待遇で使う≫
・二人は篤い友情で結ばれています。
・彼女は家族への篤い思いを胸に努力を続けています。
・彼は部下から篤い信頼を寄せられています。
・先生は教え子たちから篤い尊敬を集めています。
・故人は多くの人々から篤い敬愛を受けていました。
・彼女は困っている人への篤い思いやりを持っています。
・篤い志を持って、社会に貢献したいと考えています。
≪医療・看護で使う≫
・医師と看護師の篤い看護により、祖母は無事に退院できました。
・彼は篤い病気のため、長期入院を余儀なくされています。
⇒ 「篤い病気 = 症状が重い病気」
≪その他≫
・皆様の篤いご厚情に、心より感謝申し上げます。
・関係者各位の篤いご理解とご協力をお願い申し上げます。
・祖父は篤い信仰心を持っていました。
「重篤」「危篤」とはどのような意味ですか?
「重篤」とは、重体よりもさらに症状が重く危険な状態のことですが、回復の可能性が完全にないわけではありません。「危篤」とは、あらゆる治療を施しても、回復が極めて困難な状態だと医師が判断した、最も深刻な状態のことです。
人間関係での信頼などを表す「厚い」と「篤い」の違いは何ですか?
例えば「厚い信頼」という場合は、一般的な表現で「信頼が大きい・強い」という意味があります。「篤い信頼」という場合は、「真心がこもった深い信頼」というより改まった表現になります。
「篤」という漢字の成り立ち …「竹」と「馬」から成る形成文字です。本来は「馬がゆっくり一歩一歩確実に進むさま」を表していました。馬が地に脚をしっかり着けることがから意味が発展して「人情があつい・まごころが深い」「病気が重い」などの意味になりました。


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