どう違う?
“home” と “house” はどちらも「家」を表す言葉です。どちらも日本人には馴染みがある言葉で、何気なく使っているかもしれませんが、実はニュアンスに違いがあります。
これらの言葉は混同して使いがちになるので、それぞれの違いについて整理しておきましょう。
home (ホーム)… 住んでいる家、心の拠り所としての場所【精神的・心理的にとらえる】
house (ハウス)… 建造物としての家【物理的にとらえる】
ちなみに、自分で買った家(持家)のことを「マイホーム」といいますが、これは和製英語になるので気を付けましょう。英語で自分自身が所有している家を言いたければ、「my own house (one’s own house)」などと表現します。
「home」の使い方
自分にとっての居場所、家族とのだんらんできる場所、実際に生活を営んでいる場所、心の落ち着ける場所などについて表現したいときは “home” を使います。つまり “home” は、その人にとって心の通った場所なのです。
一軒家・アパート・マンションなどの形態に関係なく、その人が住んでいる所であれば、そこがどんな場所であっても “home” になります。さらに、自宅以外にも、心の拠り所となるような所も “home” になります。
“home” を使って「家で」というときは、”at home” といいます。”in home” とはいいません。
「(生活する場としての)家」「わが家」「家庭」「故郷」「本国」などの意味があります。
以下の例文は、全体的に上記で紹介したようなニュアンスを込められています。
<例文>
I’m home!
(ただいま!)
I am going home now.
(私は今、帰宅します。)
We should make our home a safe place.
(私たちは自分たちの家を安全な場所にすべきです。)
After traveling for months, he finally returned home.
(何ヶ月も旅行した後、彼はついに帰宅しました。)
The dog ran straight home when it saw its owner.
(犬は飼い主を見てまっすぐ家に走っていきました。)
She feels most comfortable at home.
(彼女は家で一番快適に感じます。)
After many years abroad, I finally returned home.
(長い間海外にいた後、やっと故郷に帰ってきました。)
Welcome home! I missed you.
(お帰りなさい!あなたに会いたかったです。)
→ “Welcome home” で「お帰りなさい」という意味があります。
Please make yourself at home.
(どうぞ、ごゆっくりおくつろぎください。)
→ “make oneself at home” で「くつろぐ」という意味があります。
This cozy café is my home away from home.
(この居心地の良いカフェは私の第二の我が家です。)
→ “home away from home” で「第二の我が家のような場所」という意味があります。
After a long trip, I wanted to say, “Home sweet home.”
(長い旅行の後、私は「やっぱり我が家が一番だ」と言いたかった。
→ “home sweet home” で「やっぱり我が家が一番だ」という意味があります。
His lies finally came home to roost.
(彼の嘘がついにバレました(自分にはね返って来ました)。)
→ “come home to roost” で「自分の行動の結果が返ってくる」という意味があります。
Her new project was a real home run.
(彼女の新しい計画は大成功でした。)
→ “home run” は、野球用語以外では「大成功・大きな成果」という意味があります。
We finally brought it home with his presentation.
(私たちはプレゼンテーションでついに成功させました。)
→ “bring it home” には複数の意味がありますが、例文のように「最終的に成功させる」という意味もあります。
「house」の使い方
建物そのものについて表現したいときは “house” を使います。物理的な家としての意味があります。
“house” は、誰が住んでいるのか、自分がどれだけ思い入れがあるかは関係なく、ただ単に建物としての家のことを指します。
一般的に一軒家を指すことが多いですが、大統領の住まいである「ホワイトハウス」や、シドニーにある「オペラハウス」のように、特定の目的を持った建物(劇場、レストラン、宿屋、議会など)を指す場合にも使われます。
“house” を使って「家で」というときは、物理的な空間にいるという意味になるので “in house” といいます。
「家」「住宅」「家屋」「(特定の目的を持つ)建物」などの意味があります。
<例文>
They bought a new house in the suburbs.
(彼らは郊外に新しい家を買いました。)
The house was built in the 19th century and has a lot of history.
(その家は19世紀に建てられて、多くの歴史があります。)
She lives in a big house near the park.
(彼女は公園の近くにある大きな家に住んでいます。)
He left his keys inside the house.
(彼は鍵を家の中に置き忘れました。)
They live in a two-family house.
(彼らは二世帯住宅に住んでいる)
After a long day, I like to relax at home in my house.
(長い一日の後は、自宅でくつろぐのが好きです。)
You need to follow the house rules.
(あなたは家のルールを守る必要があります。)
The company’s financial stability is just a house of cards.
(その会社の財政的安定性はまるで崩れやすい家のようだ。)
“home” や “house” 以外の、住居に関する言葉については、以下の記事をご覧ください。


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